龍谷大学
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0-1:資格制度運用にかかる取組み

【実施報告】「初級地域公共政策士」資格制度運用にかかる共同記者会見

2015年6月30日(火)、「初級地域公共政策士」資格制度運用にかかる9大学と連携団体による共同記者会見を行いました。

1.日時・場所

日時:6月30日(火)14:00~15:00
場所:キャンパスプラザ京都

2.実施内容

 「地域公共政策士」資格は、京都発の職能資格であり、京都が直面する社会的課題や経済的課題に対して、産公学民の連携を通じて解決する思考と能力を有する人材「地域公共人材」の能力を保証する資格です。2011年度より大学院修士レベルの人材を対象として運用していましたが、学部レベルまで拡充し、「初級地域公共政策士」として2015年度より運用を開始しました。
 本資格制度は、2012年に龍谷大学が代表校として文部科学省より受託した「大学間連携共同教育推進事業」において、京都府下の9大学(龍谷大学、京都大学、京都府立大学、京都産業大学、京都橘大学、同志社大学、佛教大学、京都文教大学、成美大学)および自治体、NPO、経済団体等が連携して開発を行ってきました。
 記者会見では各大学の学長をはじめ連携団体の理事等もご出席いただき、「初級地域公共政策士」の紹介と、本資格制度による<京都地域の社会的・経済的課題等の解決に関与できる能力を有する人材の育成>に対する意気込みや期待などが述べられました。
 京都市の門川市長は「京都で学び、京都で活躍する人を育てると同時に、ふるさとに帰ってふるさとでがんばる人を育てることが京都の責務だと考えている。『初級地域公共政策士』資格制度はその一端を担うものとして大いに期待しています」と述べられました。
 また、京都府山田知事からは「地域資格制度の拡充は地方創生の流れを先取りしたものである。新しい価値や文化を生み出し、多様性が認められる社会の中で、地方が個性を発揮し、誰もが生き生きと暮らせるために、今後ますます『地域公共政策士』に求められる役割と期待は高まっていくと思う」とコメントをいただきました。
 龍谷大学赤松学長は資格制度に関わる政策学部のPBL(Problem-based Learning)科目について紹介され、「現在、京都を中心として行われている7つの地域連携プロジェクトに学生が参画している。これらの取り組みによって、学生が主体的な学習者となることを期待するとともに、公共性を深く理解し、高い市民性を身につけて欲しい」と述べられました。

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3.出席者(順不同)

龍谷大学   赤松徹眞 学長
京都大学   高見 茂 教授(総長代理)
京都府立大学 築山 崇 学長
京都産業大学 大城光正 学長
京都橘大学  細川涼一 学長
同志社大学  村田晃嗣 学長
佛教大学   田中典彦 学長
京都文教大学 平岡 聡 学長
成美大学   内山 昭 学長

京都市    門川大作 市長
京都府文化スポーツ部大学政策課 田中照彦 課長(府知事代理)

一般社団法人京都経済同友会         豊田博一 理事事務局長 
公益財団法人京都市景観・まちづくりセンター 寺田敏紀 専務理事(理事長代理)
特定非営利活動法人きょうとNPOセンター  平尾剛之 常務理事
公益財団法人大学コンソーシアム京都     徳永寿老 専務理事・事務局長(理事長代理)
一般財団法人地域公共人材開発機構      足立幸男 代表理事
一般社団法人京都府北部地域・大学連携機構  富野暉一郎 代表理事
地域公共人材大学連携事業代表        白石克孝 龍谷大学政策学部教授

【ご案内】11月21日 初級地域公共政策士交流会のお知らせ

龍谷大学、京都大学、京都府立大学、京都橘大学、京都文教大学、成美大学、同志社大学、佛教大学、京都産業大学の学生・卒業生のみなさんへ

★☆――――――――――――――――――――
初級地域公共政策士交流会を開催します!
11月21日(土)9時~12時@同志社大学
――――――――――――――――――――★☆
京都発の資格「地域公共政策士」。京都府内の大学や経済界、NPO、行政とともにつくってきた資格です。
2011年度から始まったこの資格に昨年度、「初級地域公共政策士」が誕生しました。
初級地域公共政策士は、スタートしたばかりの資格です。
スタートしたばかりだからこそ、初級地域公共政策士をどんな資格にしていきたいのか、
その未来はみなさんの手で創っていくことができます。

「初級地域公共政策士」の資格を持っている人、、これから資格を取ろうと考えている人、
「初級地域公共政策士」に興味のある人、「初級地域公共政策士」同士で交流したい人
みんなで考えてみませんか?

【こんな学生さんにぴったりの交流会です】
・ 初級地域公共政策士を就職活動のときに活かしたい方
・ 他大学で自分と同じようなことを学ぶ友達を見つけたい方
・ 0から1を創り上げていくのが好き!やってみたい!方

● 日時:2015年11月21日(土)9時~12時(8時45分開場)
● 場所:同志社大学 烏丸キャンパス 志高館1階 会議室
(京都市上京区烏丸通上立売上る相国寺門前町647-20)
http://urx3.nu/oZdC
● 主催:大学間連携共同教育推進事業(龍谷大学代表校)、地域公共政策士ネットワークRe:action
● 内容
グループワーク形式で「初級地域公共政策士を取ろうと思った動機」や「どんなことを学んだのか」「もっとこうしたらたくさんの学生が資格を取ろうと思う」といった思いやアイデアを伺います。
● 申込方法 参加希望者は、メールもしくはファックスで1.氏名、2.連絡先、3.大学名、4.履修プログラム(修了or履修中)、5.資格取得の有無を記入の上、下記申し込み先にてお申込みください。

● 参加費 無料
● 申し込み先
龍谷大学地域協働総合センター(担当:上野、久保)
〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67  龍谷大学21号館2階
Tel:075-645-5603(内線1466)   Fax:075-645-2101
Mail: kubo-tomomi@ad.ryukoku.ac.jp

151121初級地域公共政策士交流会チラシ.pdf

【ご案内】12月6日 「地域公共政策士」資格 合同ガイダンス・合同成果報告会のお知らせ

 平成23年度から運用を開始している「地域公共政策士」資格制度について、学部レベルで取得できる「初級地域公共政策士」が開発され、平成27年度より運用がスタートしました。この「初級地域公共政策士」は、文部科学省より受託している「平成24年度大学間連携共同教育推進事業」において京都府下の9大学およびその他関係機関・団体が連携して開発されました。

 この度「地域公共政策士」をより多くの方に知っていただけるよう、9大学合同でのガイダンスおよび本事業の成果報告会を下記のとおり開催いたします。当日は、大学コンソーシアム京都主催の「第11回京都から発信する政策研究交流会」と同時開催いたします。

 どなたでもご参加いただけますので、「政策」に興味のある方、「地域公共政策士」に興味のある方はぜひお気軽にご参加ください!


          記

【日時】2015年12月6日(日)15:30~

【場所】キャンパスプラザ京都(5階第1講義室)
    〒600-8216京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町9
    (京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線、JA各線「京都駅」下車、徒歩5分)

【内容】
 ・開会挨拶
 ・地域公共政策士資格制度の概要について
 ・各大学の取組報告
 ・地域公共政策士の資格取得者によるトークセッション

【参加申込】
 「お名前」「所属」「連絡先」をご記入の上、12月4日(金)までにメールかFAXで下記の連絡先にお申込みください。

  龍谷大学政策学部教務課
  TEL:075-645-2285  FAX:075-645-2101
  MAIL:seisaku@ad.ryukoku.ac.jp

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以 上

【実施報告】地域公共政策士合同ガイダンス・合同成果報告会

1.概要

平成27年度から本格的にスタートした学部レベルの地域公共政策士「初級地域公共政策士」について、高校生や大学生等により詳しく知ってもらうために、連携9大学による合同ガイダンス・合同成果報告会を開催いたしました。

2.日時・場所・スケジュール

日時:2015年12月6日(日)15:30~17:30
場所:キャンパスプラザ京都5階第1講義室(ガイダンス・成果報告会)、第1演習室(展示)
内容:
・開会挨拶
・資格概要説明
・大学のアクティブ・ラーニング取組報告(龍谷大学 福知山・守山プロジェクト)
・地域公共政策士資格取得者によるトークセッション
※ 別室にて、9大学(龍谷大学、京都大学、京都府立大学、京都産業大学、京都橘大学、同志社大学、佛教大学、京都文教大学、成美大学)のアクティブ・ラーニングの取組展示

3.実施内容

はじめに大田 直史 (龍谷大学政策学部教授)より開会あいさつが行われました。
その後、白石克孝(龍谷大学政策学部教授・大学間連携共同教育推進事業(龍谷大学代表校)代表者)より地域公共政策士の資格概要の説明が行われました。説明の中で、地域公共政策士が生まれた背景、資格制度によって身につく力、メリット、仕組み、資格取得までのフローや9大学で提供されている初級地域公共政策士プログラムの具体的内容、資格取得者の数・進路、声などが説明をされました。
次に龍谷大学のアクティブ・ラーニングの取組として、「政策実践・探究演習ⅠA・ⅡA」で取組まれているプロジェクトの1つである福知山・守山プロジェクトについて学生から報告が行われました。福知山・守山プロジェクトは、「福知山市100人ミーティング」「守山市市民懇談会」を通して現場に入っていくプロジェクトであり、市民協働を推進していく手法として、話し合いによってまちを変えようとする施策のひとつであるとの説明がなされました。また、プロジェクトでのアクティブ・ラーニングの取組によって「疑う力」「市民参加の話し合いの難しさ」「知識の深まり」が習得できたとの報告がありました。市の政策に実際にかかわることで、大学の授業での学びを実践することができ、地域の方の考え方を変えることができたことが学生の自身につながったとの声があがりました。今後は、大学での学びを地域で実践していくことでさらなる政策探究をめざしていくと同時に、地域公共人材としての資質を身につけ、将来的にも社会へ貢献できる人材として活躍したいとの展望が語られました。
最後に、久留宮共樹さん(平成23年度 地域公共政策士取得)さん、千代 苑子さん(平成25年度 地域公共政策士取得)、中村保ノ佳さん(平成27年度 初級地域公共政策士取得)の3名の資格取得者によるトークセッションが行われました。コーディネートは、上野 敏寛(平成24年度 地域公共政策士取得/龍谷大学地域協働総合センターリサーチアシスタント)が務めました。
「高校生のときに何を考えていたのか」「なぜ資格を取ろうと思ったのか」「アクティブ・ラーニング体験を通しての気づき」「今後のキャリア・展望」をテーマについて経験談を交えながらそれぞれの思いを語りました。セッションの最後には、「専門性と仕事の関係性」について話が及び、久留宮さんからは、地域公共政策士で重要視されている公共マインドはNPOだけでなくどのセクターでも必要とされてくるマインドとなるだろう。千代さんからは、これまで自身は専門性と仕事が別ものであったが、見つけた地域課題をどのように解決していくのか、自分のどのスキルを生かすのか、を考えることで専門性と仕事を接近させていきたい。そして中村さんからは高校時代は人間関係に悩むことも多かったが、地域公共政策士のプログラムを通して、地域の方々とコミュニケーションをとりながら、ともに活動をしていくことを通して、人との関係性の作り方や1人でできる小さなことをいろいろな人と協力しながら積み重ねていくことで、公共マインドとは何なのかを見つけることができた、との話がありました。

4.参加者

参加者数:95名(スタッフ含む)
連携機関・団体:龍谷大学、京都大学、京都府立大学、京都産業大学、京都橘大学、同志社大学、佛教大学、京都文教大学、成美大学
*大学コンソーシアム京都「第11回京都から発信する政策研究交流大会」と同時開催という形で実施いたしました。

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会場の様子

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開会あいさつ

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資格概要説明

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アクティブ・ラーニング取組報告

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トークセッション①

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トークセッション②

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アクティブ・ラーニング取組展示

平成27年度