京都橘大学
2 大学地域協働の関係づくり
2-1:コミュニティアーツを活用したまちの繋がりと文化創発プログラム

コミュニティアーツを活用したまちの繋がりと文化創発プログラム

平成24年事業名:「めくるめく紙芝居プロジェクト(アウトサイダーアーツによる文化創発地域実践型教育)」

障碍のある人たちを中心とし、その介助者、地域住人、学生、教員、研究者を巻き込んで、アーティストをさまざまなジャンルから招聘することで、いままでにないアーツ創発環境づくりが行われるような地域実践型教育の開発と実施、評価を行うプログラムです。このなかで「めくるめく紙芝居(MEKと略す)」という企画は、一般の紙芝居プラス音楽やダンス、お芝居などの実演芸術領域をも組み合わせたユニークな芸術様式として開発してきました。そこでは、学生はじめさまざまな人びとが自分自身で思いも見なかった表現を生み出したり発見したりすることができることから、本公演までの準備過程における参加者の変化を記録し、本番における「創発」のあり方を観察するという芸術的な研究課題とともに、芸術環境づくり、文化政策とまちづくりとの関係の具体的な関係を学生たちが直にふれ、豊かな成果がどのようにしたら生み出せるかを、実践しつつ学修する場づくりの準備とすることができます。

 平成24年度は、11月4日(日)の山科青少年センターでの本公演に向けて、ワークショップや公演準備を行いました。講師として、林加奈氏(紙芝居師)や秋山はるか氏(美術家)、出川晋氏(美術家)、岡林利江氏(音楽家)の4人のアーティストを招き、①紙芝居のワークショップ、②美術のワークショップ、③音楽のワークショップの3つを実施しました。11月の本公演において、『宇宙列車 スリーナン!!!』というテーマで、ワークショップで作り上げてきた紙芝居の上演をしました。

平成25年2月3日には、京都市立東部文化会館において、まちぐるみで行われる山科夢舞台の一環としてワークショップの公開や昨年の改訂版の再演であるミニ公演、ステージ上の発表トークのイベントを行うとともに、この2月3日のイベントに合わせて、地域公共人材開発にいかにこのような文化創発企画が役立つかを検証するシンポジウムを行いました。

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<ワークショップや公演、シンポジウムの写真>

 

平成24年度