地域住民参加型デジタルアーカイブにおいて、そこで必要とされる人材については、「ICTに関する知識や地域の歴史的な資料への興味、アーカイブ活動を通じた地域活性化への思い、コンテンツ提供者と円滑なコミュニケーションを図るためのスキルなど、多種多様な知識・素養が必要」であると考えられます。本取組では、これらで必要とされる知識やスキルを身に着けた学生を養成することで、地域住民参加型デジタルアーカイブを担う公共人材の育成を目指します。
平成24年度は、地域住民参加型デジタルアーカイブを担う公共人材に必要な能力であるICTに関する知識、技術、特に撮影、データ提示、プレゼンテーション等について学びました。
・プロカメラマンによるデジタルアーカイブのための撮影基礎講座ならびに著作権処理等についての講座
地域資源(特に建物、風景等)を対象とした撮影技法についての講座を開催しました。
・学生による京都まちなかデジタルアーカイブの実施
京都市内の寺社仏閣、景勝地を対象とした京都まちなかデジタルアーカイブを学生の計画、運営のもと実施しました。
・ホームページによる情報発信の基礎構成
修学旅行支援インターネットサイト「おいでやす京都」を作成・運営することを目的として、そこでの情報の基礎構成について検討しました。