長引く景気低迷の中、地域産業・地域経済の衰退が続き、空洞化が進む中心市街地において総合的・抜本的な商業振興政策を図ることが今求められています。各自治体の戦略的商業振興政策を策定するためには、個別自治体による従来型の調査ではなく、広域での実態把握が必要とされます。本取組は、これまでの商業振興策の限界を超える新たな商業振興政策案を構想するため、中丹地域(福知山市、舞鶴市、綾部市)の複数自治体と連携し、横断的な消費動向調査による分析を行います。平成24年度は、中丹地域の各市を中心市街地、周辺地、限界過疎地域の3地域にカテゴライズし、それぞれの地域の各戸に学生が訪問し、聞き取り調査を行いました。なお、アンケートの設計・調査・分析については、社会調査統計を専門とする教員が指導等を行い、学生への社会調査に関する基礎知識の定着をはかりました。
訪問調査の様子
学生調査グループの会議の様子