本プログラムは、古くからのまちが残っている待賢小学校区において、主に巨大地震災害の発生を想定した住民参加型の防災学習ワークショップを行おうとするものである。このワークショップは、2013年2月10日(日)に『「もしも」のための安全マップ~地震が来た時あなたはどうしますか~』と題されて、開催された。
しかしこのプログラムの意義は、このワークショップにあるのではなく、2012年の秋から構想をし、学生と地域住民が議論をして、さらに京都市役所、上京区役所、京都市住宅供給公社や景観まちづくりセンターの協力を得ながら、企画をつくり、実施をしていったプロセスにある。まさに、大学と地域との協働関係づくりの典型であるといえる。