2016年3月 3日
【実施報告】12月5日かいぼり体験ツアー in洲本(龍谷大学)

1.日時(スケジュール等)

12月5日(土) 9:00-20:00
9:00 龍谷大学 出発
12:00~15:00 淡路島洲本市五色町鳥飼のため池で作業
16:00~17:00 古民家「ついどはん」にて洲本プロジェクトの紹介
20:00 龍谷大学 到着

2.実施内容・概要

 政策実践・探究演習 洲本プロジェクトでは、1~2回生を対象にした「かいぼり体験ツアー」を実施しました。五色町鳥飼にある農業用ため池をフィールドとして、3年前から大学と地域が連携して冬季のため池の泥吐き(かいぼり)に取り組み、毎年の恒例行事になってきました。

(1) かいぼり体験
淡路島には約23,000カ所のため池がありますが、高齢化や過疎化で適正な維持管理が困難になっています。昔は冬季になると地域の人がかいぼりを行っていましたが近年は実施が難しくなり、そのため池に溜まった泥が海に流れなくなって、海苔の色落ちや海の生産力低下が問題となっています。
 この課題を解決するために、学生が労働力を提供する「普請ツアー」を企画し、今年で3回目の開催となりました。継続してきた成果として、海の栄養分が増えて海苔の質向上に役立っています。

(2)洲本プロジェクトの紹介
今年度の洲本プロジェクトの取り組みについて、履修学生から参加者に対して説明がありました。千草竹原では小水力発電を使った音楽イベント、大森谷では地域住民の交流イベントを地元と一緒に企画・開催し、多くの参加があり好評でした。また、塔下地域では、農業用ため池を使った太陽光発電について水利組合とワークショップを開催し、発電事業に関する意見交換を図りました。

IMG_0161.JPG kaibori01.JPG
かいぼり作業 沼に入って泥吐き

         

▼ 関係地域・団体等

兵庫県淡路県民局洲本土地改良事務所、五色漁業協同組合、柿之木谷池田主、洲本市、洲本地域おこし協力隊
参加学生数:15名