成美大学
2 大学地域協働の関係づくり
2-1:北近畿「スポーツ観光」推進ビジネスモデル構築のための地域協働プログラム

北近畿「スポーツ観光」推進ビジネスモデル構築のための地域協働プログラム

北近畿地域は人口減少が進み経済も疲弊しています。しかし、自然は豊かで、驚くほど多くの観光資源が存在しています。本プログラムは、地域のスポーツ資源と観光資源をブランドとして確立する手段として「スポーツ観光」推進に取り組み、そのビジネスモデル構築の立案能力向上を、地域協働の下に獲得することを目指すプログラムです。

平成24年度は、先進事例研究として日本有数の豪雪地帯にある新潟県十日町市に対するヒアリング調査を行いました。高い高齢化率、主産業(絹織物)の沈滞など北近畿と同様の悩みを持つ十日町市ですが、スポーツ・健康によるツーリズムや地域活性化の取り組みが行われており、本年スポーツ・コミッションを立ち上げるなど、更にスポーツ観光を意欲的に推進している町でした。平成25年度は、これらの先進事例から得られた知見に基づき、まず北近畿地域にある都市や町のスポーツ観光の実態の調査(ヒアリング、アンケート)を行い、現状を理解し分析してゆきます。更に、北近畿においてスポーツ観光セミナーや研究会を複数回開き、各立場からの意見を集約すると共に、地域と学生が継続的に交流し、学習できる機会の創出にもつなげます。また、学生並びに地域の関係者と共に先進事例地区の調査を行い、現地でセミナーを開催して、地域間交流を行うことも視野に入れています。

平成24年度