成美大学では、現在地域協働を基にした3つのプロジュクトを推進しています。成美大学が位置する京都府北部地域は、自然、歴史、文化などにおいて豊かな地域資源を持っていますが、一方で過疎化、高齢化、産業の沈滞など深刻な課題に直面している地域でもあります。これらの課題に対し、成美大学は「観光による地域活性化」というひとつの大きなテーマを掲げ、課題の解決にアプローチしながら、大学地域連携による教育プログラム開発を試みています。平成24年度は、先行していた「エコ観光プログラム」においては、京都府北部地域・大学連携機構のパイロットプロジェクトである「電動自転車を利用したエコ観光システム開発」の事業に参画し、アクティブ・ラーニングを実施した他、大学内に再生可能エネルギー発電設備を設置するなどすでに実践的な段階まで進展することができました。他の2つのプロジェクトについては、先進事例地区の調査並びに京都府北部地区の実態調査に着手した段階です。平成25年度は、各プロジェクトとも、実行計画の策定及び充実化、プラットフォームの構築、セミナーや研究会の開催など、推進に向けての活動を行ってゆきます。