人口減少、急速な高齢化を目前に控え、各地域の持っている個性や魅力が最大限発揮できるようなまちづくりを進めることが地方自治体にとって喫急の課題となっています。本取組は、福知山市と連携し、取り巻く環境や社会潮流の変化に対応した政策課題を抽出するためのマーケティング調査をおこない、地域課題の解決と学生の調査能力向上に向けた教育プログラムを目指していきます。
本事業は、大学間共同教育連携事業(龍谷大学代表分)・政策マーケティング手法の開発に向けた教育プログラムの一環で、福知山市や守山市で取り組みが進められている。今回は、無作為抽出法によって選ばれた高校生から70代までの男女、8グループに分かれ話し合いが行われ、龍谷大学政策学部の学生がファシリテーターとして参加した。
2014年10月18日(土) 10:00-16:00
成美大学 4号館 (京都府福知山市字堀3370)
『未来を描く!福知山100人ミーティングについて -話し合いがまちを変える!話し合いがまちを創る!話し合いがまちの未来を開く!』 [講 師] 龍谷大学政策学部 教授 只友 景士 |
初めに、只友教授から①本事業の紹介、②市民参画方法における100人ミーティングの意義と位置づけについて講義がなされた。
各グループに分かれ、福知山のお菓子5種(やぎのたまご、黒豆ぼうろ、丹波大納言、鬼饅頭、金つば)を食べながら、「あなたの好きなスイーツは?」をテーマにアイスブレイクがなされた。各グループはホワイトボードに参加者の意見を書きだしながら話し合いを進め、スイーツのまちづくりのプランを作り上げた。プレゼンでは、①お土産による宣伝戦略や、②ネットの時代だからこそお菓子屋の本店に来てもらう戦略などが各2分間で発表された。
昼食は、地域の見守り活動と地産地消・6次産業化推進を目的とした「里の駅みたけ見守り弁当」の販売がなされ、多くの参加者が購入し、グループで昼食を楽しんだ。
午後からは、各グループは「福知山らしさって?」をテーマに、ポストイットを「良いところ、悪いところ」、グルーピング、SWOT分析など様々に用いて、話し合いを進めた。福知山らしさを抽出し、課題を分析することによって、「自分たちが福知山にできることは何なのか」とまとめられた。プレゼンでは、福知山には良いところが多いものの宣伝が上手くない指摘がなされ、①観光振興のための情報発信、②地元愛の創出、③福知山を出る転勤者や学生に全国で宣伝してもらうなどのアイディアが各3分間で発表された。また、少子高齢化や人口減少(若者の流出)の課題については、現在のコミュニティの維持・住民の満足度を高めることや、自衛隊と市民病院で婚活といった定住を促す仕組みなどの提案がなされた。
最後に、只友教授から、100人ミーティングで普段は接する機会が少ない世代との話し合いによって、地域の魅力や課題、良いところ・悪いところを再認識することで、まちづくりに向けた動くキッカケになる旨の講評がなされた。
本事業は、下記のメディアに掲載されました。
■ 両丹日日新聞 平成26年10月20日付
「市民参加のミーティング開く-成美大学など 福知山の発展をテーマに」
新聞記事の本文は、こちらから。
以 上
2014年11月18日(火) 午後7時~午後9時10分
福知山市 市民交流プラザ(ききょう)3-2会議室
市民懇談会は、10月18日(土)に開催された「未来を描く!福知山 100人ミーティング」に引き続き開催されました。第1回は、只友景士教授(龍谷大学政策学部教授)による講義の後、市民や福知山市の職員で構成された3つのグループに分かれ、100人ミーティングのふりかえりと「福知山らしさ」について、話し合いました。
日時:12月2日(火)午後1時30分~5時30分
場所 市民交流プラザふくちやま 3-2会議室
参加者:福知山市戦略プロジェクトチームメンバー
本出張報告書は、福知山市と協働事業政策マーケティング事業及び、初級地域公共政策士資格プログラムのアクティブ・ラーニング開発事業の一環として、福知山市第5次総合計画策定に向けた福知山市戦略プロジェクトチームの第9回会議へ参加した担当教員および学生の活動について報告するものである。
尚、学生2名はグループワークでファシリテーターを務めた。
2014年12月19日(金) 午後7時~午後9時10分
福知山市 市民交流プラザ(ききょう) 市民交流スペース
第2回市民懇談会は、44名(市民懇談会委員15名、ファシリテーター2名、龍谷大学8名、福知山市戦略PT15名、福知山市企画課4名)が出席し、只友景士教授(龍谷大学政策学部教授)の講義、龍谷大学生による提言プレゼンテーションのあと、6つのグループに分かれ、福知山市の将来像について話し合われました。