京都産業大学
1 アクティブ・ラーニングの開発
1-1:アクティブ・ラーニングの開発に係る調査・研究会

アクティブラーニングの開発にかかる先進事例調査・研究会

 アクティブ・ラーニング開発のため、今後協力先として想定される地域やグリーンツーリズムの先進的な取り組みをしている地域の現地調査を行います。また事業推進の参考とするため、外部講師を招聘し、大学地域連携について意見交換を行う研究会を開催します。

先進事例調査

◎5/24~25 京丹後市商工観光部訪問/ジオパーク視察・ヒアリング調査

 1日目は、商工観光部の方からジオパークに関しての市の政策的取組の全体枠についてご説明いただき、グリーンツーリズムのルート開発においてジオパークを北部のルート起点とする際、ジオパークの持つ地質学上の意義とそのルート上に点在する古代よりの歴史遺産をどのように組み合わせれば効果的か、などについて意見交換をしました。2日目は、実際に山陰海岸のルートを案内していただきました。京丹後市には、京丹後七姫伝説や鬼退治伝説など数々のストーリーがあります。アクティブ・ラーニングの開発にかかる、京都府中丹地域での学生活動の情報を京丹後市などの北部自治体にも共有し、来年度から接続を図りたいと考えています。

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◎11/29~30 鳥取県移住・定住サポートセンター/鳥取県智頭町役場訪問

 里山プラットフォームの活動の参考となる知見を得るため、鳥取県移住定住サポートセンター(略:移住センター)と、鳥取県智頭町の取り組みについてヒアリング調査を行いました。移住センターは、(財)ふるさと鳥取県定住機構当財団が県から委託を受けて運営しており、鳥取で暮らしたい人を全面的にサポートしています。また、鳥取県智頭町役場商工観光室の職員の方から、智頭町の地域おこしにかかる取り組みについてお話を伺い、2日目は現地を案内していただきました。智頭町は、地域資源を最大限に活かした観光政策がたくさんあり、その政策をきっかけに、3年間で約80人が移住した実績があります。この調査で得た知見を本事業にフィードバックするとともに、住民の声を拾った学生活動や、アクティブ・ラーニングの開発につなげていきます。

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  ◎3/6~3/13 フランスOECD本部/ナント大学訪問

 グリーンツーリズムの知見を得るため、ナント大学「科学・技術学部」のピエール・バシェール教授を訪問しました。ナント大学では、非常に先進的な教育が展開されており、「持続可能な発展」という環境政策の学問的視点をベースに、「持続可能な発展プログラム」のもとにはグリーンツーリズムが体系化されて位置づけられていました。学生に対する指導方法としては、企業等の外部講師を招いたり、地域の各アクターとのディスカッションを行ったりと、大学と外部社会との実践的連携を重視しており、大きな学習効果につながるという話でした。今後本学で、環境政策や地域政策といったグリーンツーリズムを含む地域おこし系のアクティブラーニング科目を開発する上で、非常に参考になる事例でした。

 

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 FD研究会

 7/12 京都産業大学FD研究会 (報告:北海道教育大学釧路校 講師 平岡俊一氏)

  テーマ:環境まちづくりの視点から考えるエコツーリズム・グリーンツーリズムの推進

 平岡氏から、北海道道東地域や愛媛県内子町におけるエコツーリズム・グリーンツーリズムの事例や、地域でまちづくりを進めるための組織体制の構築についてお話しいただきました。報告後は、本学の教職員や学生も交えながら意見交換がなされ、本事業を推進するうえで非常に参考になる研究会となりました。

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平成25年度