地域課題の解決に大学が貢献し、なおかつ学部生・大学院生の教育課程の開発につなげるようにするためには、教学フィールド先となる実際の地域社会との連携基盤が必要となります。この地学協働連携基盤の創出を重要課題ととらえ、個別地域との関係づくりや、事例調査を円滑に進めるための地域連携プラットフォームとなる二団体の設立に取り組みました。まず、本事業選定をにらんでの4月から8月の関係諸団体との継続的協議に基づき、9月1日には里山グリーンツーリズム協議会が発足しました。この協議会は中谷教授が代表を務め、中丹地域の地域振興をアクティブラーニングとして展開する事業を担います。また2013年2月15日にはその上位協議体としての里山プラットフォームが設立されました。同プラットフォームの代表は成美大学の滋野准教授です。いずれの団体にも京都府中丹広域振興局、地元NPO、そして京都産業大学中谷研究室が構成員として連携しています。