京都文教大学
2 大学地域協働の関係づくり
2-1:「公共マインドを備えた対人援助人材育成プログラム」開発準備

「公共マインドを備えた対人援助人材育成プログラム」開発準備

このプロジェクトは、保健医療・福祉サービスの利用者と、利用者を囲む様々な人たち(大学や地域住民、援助専門職の現任者)が対等に意見交換を行える「学習の場」を地域社会のなかに作り出すことを目的としています。実際に、学生が障害や病いをもつ方たちと関わり、その方たちの生活体験に触れることによって、自らの障害観と援助観を見つめ直し、対人援助に必要となる基本的なマナーや倫理を実践的に学びます。さらに、地域の方や関係者の方と協働することにより、チームアプローチやコミュニティーの実践に関わる学習を深めることも、このプロジェクトの目的でもあります。共生社会の担い手に相応しい公共マインドを有した対人援助の人材を育成し、そういった人材の育成を支える地域コミュニティーをつくることも、このプロジェクトの目的にあります。

 このプロジェクトでは、具体的に、障害当事者と関係機関のスタッフが参画した交流会、障害当事者と関係機関のスタッフや学生が参画した社会福祉教材づくり、認知症ケア「公開事例検討会」を実施しました。本学は、今後も、公共マインドを備えた対人援助人材育成をすすめていきます。

平成24年度