本学の地域公共政策士(第1種)プログラムは、「文化コーディネーター養成プログラムⅠ」ならびに「地域マネージャー養成プログラム」という二つのプログラムで構成されます。地域資源を活用し、地域活性化を図る人材を育成することを目的とする「文化コーディネーター養成プログラム」は従来から設置されていますが、今回、地域公共政策士(第1種)プログラムの開発に着手するうえで、「地域マネージャー養成プログラム」を新規に用意しました。地域マネージャーは、地域の課題発見から、その課題の解決案を導き出す「地域マネジメント行動」によって、地域の活性化に寄与する人材です。文化コーディネーターは文化的次元から地域の活性化をはかる人材でありますが、地域マネージャーは、統計資料や様々な行政文書(行政の理念や目標)を素材としながら、地域課題を発見し、その課題の解決に資する知識と政策提言力を有する人材です。
文化コーディネーターと地域マネージャーは、互いにその性格は異なるものですが、地域に様々なセクターの交流と連携をもたらし、地域課題を解決する政策を提言することが求められます。本学は、新旧二つのプログラムによって、地域公共政策士の育成に着手します。