京都市上京区待賢学区では、高齢化や人口減少、またマンション建設ラッシュなどで、地域のつながりが弱くなってきており、地域住民を巻き込んで、地域の結びつきを再構築し、地域のアイデンティティを確立することが求められています。この待賢学区において、そうした地域課題を解決できる手法を提案し実験するために「待賢エコキャンドルナイト2013」というイベントを通年で実現することによって、地域の組織化と実践に向けての住民参加の拡大を目指すことにしました。
待賢学区での活動は企画作りと体験まちづくり委員会の皆さんとの協議から始まりました。5月には待賢の冬向けのまちづくり活動の検討が始動、最終的には「待賢エコキャンドルナイトプロジェクト2013~~3913個の灯りで紡ぐ地域の新しいつながりづくり~~」として、学区の全住民が一つずつエコキャンドルを作って参加するというコンセプトで進めることとしました。
この企画を実践するにあたって、地域住民との協働を基礎として、毎月の待賢まちづくり委員会に参加し、「待賢エコキャンドルナイト2013」の実施に向けての検討を行い、チラシの作成と配布、エコキャンドルの作成準備、キャンドルの配置デザイン、関連する企画としてペットボトルロケット大会などの企画を行いました。
8月には、ペットボトル回収、ペットボトルロケット大会を実施。ペットボトルロケット大会は8月25日に行われ、約30名の参加を得て、ロケットの発射は大成功となりました。
秋に入ると、キャンドル作り、クリスマスオーナメント作りを進めていきました。キャンドル作りのベテランの方に、キャンドルの作り方教えて頂いて実際に作成し、芯の長さ・太さによって火の大きさ・時間が様々であるので、試す必要がありました。
12月には、元体験小学校をライトアップして、LEDでクリスマスの飾りつけをするとともに、12月22日には、キャンドルナイトを行った。当初は21日の予定であったが、雨のため順延して22日に実施しました。当日は400名以上の来場者があり、地域の方々から多くの好意的なコメントをいただきました。