成美大学
2.大学地域協働の関係づくり
2-3.京都北部地域における農山漁村とグリーンツーリズムに係る調査研究事業

成美大学2015地域活性化セミナー「広域的な教育民泊の受入に向けて」を開催しました

127日午後、成美大学地域活性化セミナー「広域的な教育民泊の受入に向けて」を開催しました。

 今日、田舎の民家に修学旅行生等が数人ずつ分宿する「教育民泊」へのニーズが高まっています。修学旅行生たちが宿泊先である「農家民泊」での体験や交流を通じ、児童生徒・農家双方にとって「良い関係」が生まれていることは、テレビ番組等でも紹介されるようになってきました。

 今回は、大学の立地する北近畿地域における広域的な教育民泊の受入に当たっての課題や展望について、沖縄県北部「やんばる3村」(国頭村、東村、大宜味村)の事例をゲストに紹介いただきながら、行政担当者、農家民泊等の事業者といったフロアの方々との意見交換を通して、その課題や可能性を考えました。

 まず、本学中尾誠二准教授から「教育民泊に対する市場ニーズの高まりと広域連携の必要性」と題した基調講演。

中尾先生2.JPG     中尾先生.JPG   

中尾准教授の農家民泊や教育旅行に関する研究成果をもとに、教育民泊の受入推進にあたって、広域的な連携の意義と必要性を論じました。

続いて、ゲストとしてお招きした沖縄県国頭村「合同会社 結くにがみ」代表の服部吉伸氏、事務局長の仲本美智子氏より、沖縄県北部の国頭村、東村、大宜味村のいわゆる「やんばる3村」における教育民泊の受入にあたっての各村での組織づくりや、3村が連携した受入窓口の設置、また実際の受入や事業推進にあたってのこれまでの経緯や成果、課題等について、詳細なお話がありました。

服部さん.JPG          服部さん、仲本さん.JPG  

 

後半は、フロアの方々との意見交換でした。北近畿地域の行政担当の方々、実際に農家民泊を開いておられる方、教育旅行受入の経験のある事業者の方等からも、現状や課題、また教育旅行のようなある程度キャパの必要な人数を受け入れていくにあたって求められる体制についての意見や質問が出て、活発な意見交換の場となりました。

森さん.JPG        水谷さん.JPG 

 

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平成26年度